●但野副支部長:今まで経験したことのないことだったので、全てが手探りの状態で、とにかく慌ただしかった記憶があります。
●久保田書記長:私もとにかく大変な状況だったので、震災直後はあっという間に時間が過ぎていきました。郵便物の転送処理やお客様からの照会対応に一番苦労しました。
●鈴木委員長:被災地域の社員や本社・支社の社員が被災地や避難所を訪れて、郵便物を配達するために住民の方達の避難先を確認しに回り、住民の方達に非常に感謝されたという話は私も聞きました。社員も住民の方達も我々の仕事の重要性・必要性を改めて実感したのではないでしょうか。
●佐藤支部長:自分の事業所(原町支店)は3月15日の9時に原発事故の影響で閉鎖となり、4月上旬に業務を再開しましたが、支部組合員が配達先でお客様に「郵便物を配達している姿を見ると安心する」と言われたそうで、その言葉が非常に印象深く残っています。
●鈴木委員長:相双支部エリアは原発事故の影響が大きく、支部組合員の約1/3が支部エリア外に出ていると聞いていますが、原発事故に対してどのような想いを持っていますか。
●佐藤支部長:原発事故については、我々が直接何かをできる課題ではないと思っていますが、行政には一刻も早く、事故終息に向けた取り組みを進めてもらいたいと思っています。早期に自宅に戻るために、除染作業を進めるなど、しかるべき措置をしてもらうことを何よりも望んでいます。
●鈴木委員長:沼澤支部長は震災に対して、どのような想いを持っていらっしゃいますか。
●沼澤支部長:私は震災の時お客様の家にいましたが、大きな揺れを感じ、お客様と一緒に急いで外に出ました。その後ニュースで、津波被害と原発事故の状況を知り、大変なことになったと思い、すぐに支部内で我々に何ができるかを話し合いました。そして、早急にできることとして、段ボール約25箱分の支援物資を被災地に送らせていただきました。その後に執行委員会の中で、支部として、何年かかろうとも被災地を支援していくことを確認し、サポート責任支部に立候補させていただきました。被災支部サポート運動の取組として、支部ユースネットワークのメンバーを中心に、支部組合員一人一人の想いをメッセージカードに書き、メッセージカードとお菓子を組合員の母親が手縫いで作ってくれた袋に入れて、相双支部にクリスマスプレゼントとして送らせていただきました。横浜北支部組合員の一人一人の想いが、組合員同士の絆になってくれればと思っています。 |